前回の記事(下記を参考)ではネットネット日本株を96銘柄購入しました。
今回の記事ではそれから約半年経った現在、どうなったかをご紹介します。
ネットネット日本株の半年後の投資成績
5/14を基準として、9/30の終値を元に計算します。
ポートフォリオ(PF)の評価損益率は、14.1%のプラスでした。
一方、日経平均は同期間に対して16.4%、NYダウは17.6%のプラスです。
つまり、ネットネット96銘柄のパフォーマンスは、日経平均に2.4%、NYダウに3.5%敗北しました。
まだ半年しか経っていないので結論を出すのは早いですが、この結果はまずまずではないかと思います。
バリューの死と言われているハイテクブームの現在、2〜4%のアンダーパフォームで済んだのは健闘した方だと思います。
現在は近年稀に見るバリュー投資劣位な状況なので、残り1年と半年の間じっくりと待ちたいと思います。
下記のグラフは5/14を1とした評価額の比較です。
売買記録
実は期間中に2銘柄を売却していましたので、今は94銘柄となっています。
銘柄Aについては正味流動資産(流動資産ー総負債)/ 時価総額が66になったので、5/14時点での評価額147円に対して、9/1に348円で売却しました。2.3倍で売却することができました。
銘柄Bについては、正味流動資産/時価総額が38で、510円に対して1342円で売却しました。2.6倍で売却です。
PFのパフォーマンスは評価額で計算しているのですが、売却した銘柄A,Bについては売却済価格をPFに足し合わせています。
ポートフォリオのルールのおさらい
ここでネットネット株PFの運用ルールをおさらいしておこうと思います。
売却条件は下記のいずれか
・正味流動資産/時価総額が1.11を切る(正味流動資産に対して時価総額が90%以上となる)
・購入してから2年以上経過する
となっています。
シンプルなルールですね。
2年経ったら売るというルールについては、グレアムが行ったいた取引を参考にしています。
彼もネットネット株の投資では、2年以上経ったら売っていたようです。