バリュー投資〜CFと投資先日記〜

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航空業界の需要が1年以内に戻るのは厳しい

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執筆日:2020/4/30

私は保有していたJAL株を一部を除き売却しました。

 

 

 

コロナが収束する条件はa,bのいずれかです。

a.集団免疫を獲得する

b.ワクチンが流通する

 

a.1年以内に集団免疫は獲得できるか

aについては医療キャパシティを上回らないように感染を拡大していく必要がありますが、1年以内に完了するのは恐らく無理です。

2/29の12:00現在の累計感染者は13,695人、検査されていない例も考慮して1.3万人が既に感染し抗体を獲得しているとします。集団免疫を獲得するには今回のコロナでは7割が抗体を獲得(感染する)必要があるとされているので、2018年の人口1.26億人に対して8820万人が感染する必要があります。つまり、1.36万人 / 8820万人より0.015%しか感染していないことになります。日本の医療キャパシティシティを考慮すると、ワクチンに頼るしかないでしょう。

 

アメリカについては下記の資料が参考になります。

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(キスラー氏らのシミュレーション結果 黒曲線で示す患者数(左目盛)が一定数(横破線)を超えたら、青色の影で示した期間、社会的距離戦略を発動する。赤曲線は重症者数(右目盛)、黒実線は現在の米国の重症者の収容能力。季節性変化を考慮したモデル[10]。)

参考 [10] Kissler SM, et al. Projecting the transmission dynamics of SARS-CoV-2 through the postpandemic period. Science. 2020 Apr 14. doi: 10.1126/science.abb5793.

上記の結果から、米国では集団免疫獲得するには2022年までかかるとの予測です。

 

日米において1年以内に集団免疫を獲得するのは厳しいと考えられます。

 

また、スウェーデンについては首都で4/30時点で数週間で集団免疫を獲得するとされています。ただ、スウェーデンは元々高齢者の医療に積極的ではないということもああり、少なくとも日本が同様の政策をとることは出来ないと考えられます。



b.ワクチンができるのはいつ?

いつできるかは予測できませんが、1年以内に出来る可能性が非常に低いのは確かです。

 

また、治療薬については従来のものを利用できる可能性がありますが、副作用が軽くはなく、使用はそう簡単に出来ないでしょう。

 

加えて、治療薬があるからといって、高齢者が新型コロナを恐れなくなるかと言われると、それはないと考えられます。

 

よって、a,b共に達成することは難しく、1年以内に航空業界の需要が回復するのは「厳しい」と考えられます。