CBTとOSCEを受ける医学部生に向けて、出来るだけ時間をかけずに、けどほぼ合格する方法を教えます。
CBTもOSCEも受かればいいけど落ちたくないという人に向けての記事です。
学力は下から数えたほうが早い層を対象として、勉強時間は1カ月、忙しい人は3週間で受かるような計画です。
勉強に自信ない人でも1ケ月あれば十分なので頑張ってください。
筆者の成績
まずは筆者のCBTとOSCEを受けるまでの成績をご紹介します。
普段から成績が良い人が学年の底辺層に勉強方法を語っても意味がないですからね。
私は4年生でCBTを受けたのですが、それまでの大学での定期テストは…って感じでした。
基礎医学は基本追試でしたし、臨床科目はぎりぎり受かるという感じでした。
(臨床の先生は優しいのでテストが緩かったのが大きいです)
追試も過去問暗記して…という感じで適当に流しました。
留年しないギリギリをついたという感じです。
こんな私ですが、CBTは1ケ月で受かりましたし、OSCEも合格できました。
CBTの成績はぼかしますが、7割と8割の間です。
CBT対策|勉強したくないけど落ちたくない人へ
CBTを最低限でいいから受かりたい人の対策はシンプルです。
CBTのQB(クエスチョンバンク)のvol1~3をやりましょう。
vol4は余裕があればやってもいいと思います。
私はQBのvol1~3とvol4の1周をしました。
受かればいいだけの人は間違っても病気が見えるなど、他の参考書や問題集に手をつけないようにしましょう。
QBだけ、が肝です。
それではQBのvol1~5について軽く解説していきます。
CBT-QBのvol1
vol1は基礎医学と常識問題の分野です。
まあ2周もやれば十分です。
今まで勉強してこなかった人がやってもvol1の範囲はあまり意味ないです。
というのも、CBTは回答の出来によって問題の難易度が変わるのですが、vol1の分野は最初にあるのでランダムです。
基礎医学の問題が多い人もいれば常識問題が多い人もいます。
私の場合は基礎医学の問題が出まくって全然できませんでした。
正直基礎医学の範囲での私の正解率は期待値とあまり買わないと思います。
まあ1周くらいはしといたほうがいいとは思いますが。
CBT-QBのvol2
CBTにおけるQBのvol2と3は得点源です。
解けなかった問題が解けるようになるまで回しましょう。
ここは大事な範囲なので普通に勉強すべきとしか言えません。
1周目は普通に解いて、後は2,3周目で復習というやり方でいいと思います。
1回解いたら、睡眠を挟んで翌日に見直すと忘れにくいです。
CBT-QBのvol3
vol2と同様です。
vol2と同様に大事で、同様に量が多いです。
挫折しない程度に頑張ってください。
CBT-QBのvol4
QBのvol4は多選択肢問題と4連問からなります。
多選択肢問題は選択肢問題が水増しされただけなのでvol2,3をやってれば大丈夫です。
問題は4連問です。
一番難しいです。
そのくせ、間違えた問題を復習しようとしても、4問が連続しているので非常にめんどくさいです。
なので捨ててもいいと思います。
私は1周しましたが、本番は4連問はQBよりずっと簡単だったので正直やった意味なかったです。
4連問のQBだけ難易度がバグってます。
CBT-QBのvol5
vol5は去年の問題が含まれているのですが…ほとんど削除問題といって試験には二度と出ない問題です。
暇な人やCBTの成績が研修先に影響する人以外はやらなくていいです。
CBTの勉強方法まとめ
まずvol2,3を2,3周して仕上げる。
次にvol1を一通り解く。(この時基礎医学の分野で深追いはしない)
あとは適宜vol1,2,3で自身がないところを解きなおしてください。
vol4は暇だったらやりましょう。
模試は3日前に即効で解いて2,3時間で終わらせましょう。
もし合格できなさそうでも、最悪2日あったらvol2,3を死ぬ気でやれば間に合います。
QBの問題のPDFはmedik mediaのサイトで配布されているので、iPad Proを使ってそれに書き込みながら勉強するとはかどります。
CBTは自動車免許と同じで基本受かるけど、勉強しないと落ちる難易度です。
OSCE対策|実際に手を動かして練習しましょう
まずはOSCEの採点項目の紙が大学から貰えると思うので、まずはそれを確認しましょう。
ネットにもCATOのサイトに掲載されています。
*マークのところは出ないのでやらなくていいです。
この時、ビデオを見ながら採点項目を確認すると効率がいいです。
後はひたすら実際の人間で練習するだけです。
おすすめは恋人を使って練習することです。
友達とやるとフィードバックは得られますが、どうやればいいかなどある程度分かっているというデメリットがあります。
上を向いてという前に上を向いていたりするので、素人相手にしたほうがいいです。
学校で実際の器具を使って練習しなくても受かるので、家でやってもいいです。
目安として、2回一通りやれば多分受かる、3回ならまあ大丈夫、5回もやれば十分という感じです。
心配な人は5回を目安にやればいいと思います。
ちなみに、OSCEは加点方式なので本番で困ったら覚えてること全部やりましょう。